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顧みすれば~真の愛~
第3章 プロジェクト プロローグ
暫く呆然と立ち尽くす私に
課長が鋭く声を掛けてくる
「佐々木!
ぼーっとしてる場合じゃない。
このプロジェクトでお前は俺付きだ。
俺がいないとき、俺のフォローをしてもらう。
来週の会議にも出てもらうから準備しておけ」
「は、はい!」
‥‥えっ えーっっ?! それは、困る!
でも、断れる雰囲気じゃないし
仕方ない
ただの三住製作所の社員を貫き通すしかない。
ま、どうせ私だなんて分からないんだし。
そんな気楽に考えていた。