この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
顧みすれば~真の愛~
第32章 失われた時を
「百合さん

 若女将が板についてきたみたいね」


私が微笑むと

百合の顔が少し曇った。


「お姉さま


 私のこと本当に恨んでない?」


「女将のこと?」


「そう だって 本当は

 卯月はお姉さまが継ぐはずだったのに…」


「まだそんなこと気にしてるの?


 確かに子供のころから

 卯月の女将になるものと思って

 育ってきたわ。


 でもそれは望んでいたわけではないの。


 就職して重役秘書になったのも

 コネクションを作るためだった。


 でもねあの時

 百合さんが女将になりたいと

 話してくれた時

 正直肩の荷が下りた気がした。


 自由になれると思ったわ」


百合の手を取り微笑む。


/822ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ