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顧みすれば~真の愛~
第33章 決意
ーーああ、
ここでも私を心配して
泣いてくれる人がいる。
やっぱり私は幸せなんだ。
咽び泣く美保先輩に抱き締められながら
そんなことを思っていた。
いつの間にか私の周りには人だかりが出来ていた。
「美保先輩、ご心配かけました。
ちゃんと無事に帰ってきました」
私の胸のなかで美保先輩はうんうん頷いている。
人だかりの少し離れたところで
石田さんが見つめているのが見えた。
美保先輩が落ち着くのを待って話しかける
「美保先輩、お土産買いそびれました」
「もう、そんなものどうだっていいから」
美保先輩は涙でぐしゃぐしゃになった顔で笑った。
ここでも私を心配して
泣いてくれる人がいる。
やっぱり私は幸せなんだ。
咽び泣く美保先輩に抱き締められながら
そんなことを思っていた。
いつの間にか私の周りには人だかりが出来ていた。
「美保先輩、ご心配かけました。
ちゃんと無事に帰ってきました」
私の胸のなかで美保先輩はうんうん頷いている。
人だかりの少し離れたところで
石田さんが見つめているのが見えた。
美保先輩が落ち着くのを待って話しかける
「美保先輩、お土産買いそびれました」
「もう、そんなものどうだっていいから」
美保先輩は涙でぐしゃぐしゃになった顔で笑った。