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顧みすれば~真の愛~
第41章 山下紗英になること
スペインに戻り
ミハスのアパートを引き払った。
ホテルの人たちも町の人たちも
私の新しい門出を心から祝福してくれた。
マドリッドの直哉さんのアパートに移り
二人の新しい生活が始まった。
アパートとはいっても直哉さんが住むアパートはいわゆるペントハウスのようなものだ。
買いものにいくと
「マダム」ということばにくすぐったい。
アパートから会社は近いので直哉さんは出張がないかぎり毎食帰ってきて家で食事をする。
二人で生活を初めて気付いたのは
主婦って以外と忙しいこと。
直哉さんを見送って掃除洗濯買い物を済ませたらもうお昼。
会社員時代は主婦は時間があって羨ましいと思っていたけれどとんでもない。
それに働いていないぶんちょっと気も引ける。
主婦って割に合わない職業かもしれないなんて思ってしまう。
スペインの昼休みは長いので
ゆっくり食事をしてベッドで休む。
さすがにマドリッドは世界時間なのでミハスのように夕方までシェスタはしない。
それでも日本とは比べ物にならないくらい生活が中心になっている。
ミハスのアパートを引き払った。
ホテルの人たちも町の人たちも
私の新しい門出を心から祝福してくれた。
マドリッドの直哉さんのアパートに移り
二人の新しい生活が始まった。
アパートとはいっても直哉さんが住むアパートはいわゆるペントハウスのようなものだ。
買いものにいくと
「マダム」ということばにくすぐったい。
アパートから会社は近いので直哉さんは出張がないかぎり毎食帰ってきて家で食事をする。
二人で生活を初めて気付いたのは
主婦って以外と忙しいこと。
直哉さんを見送って掃除洗濯買い物を済ませたらもうお昼。
会社員時代は主婦は時間があって羨ましいと思っていたけれどとんでもない。
それに働いていないぶんちょっと気も引ける。
主婦って割に合わない職業かもしれないなんて思ってしまう。
スペインの昼休みは長いので
ゆっくり食事をしてベッドで休む。
さすがにマドリッドは世界時間なのでミハスのように夕方までシェスタはしない。
それでも日本とは比べ物にならないくらい生活が中心になっている。