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オモチャのチャコちゃん
第10章 先生をたずねて三千里!?
――――…
インターホンが鳴りモニターを見たが誰の姿も写っておらず、訝しく思いながらも千夜子は玄関のドアを開ける。
するとそこには杉崎の部屋に置いてきたはずのボストンバッグがポツンとあった。
中には手付かずの札束と、手紙が一通…
『人吉千夜子さま
お気持ちは大変ありがたいのですが、クビになったとはいえ仮にも教師のぼくが生徒である君から金を借りるわけにはいきません。
自分で撒いた種は自分で刈り取る、それがせめてものプライドです。
ありがとう…さようなら
________杉崎良人』
インターホンが鳴りモニターを見たが誰の姿も写っておらず、訝しく思いながらも千夜子は玄関のドアを開ける。
するとそこには杉崎の部屋に置いてきたはずのボストンバッグがポツンとあった。
中には手付かずの札束と、手紙が一通…
『人吉千夜子さま
お気持ちは大変ありがたいのですが、クビになったとはいえ仮にも教師のぼくが生徒である君から金を借りるわけにはいきません。
自分で撒いた種は自分で刈り取る、それがせめてものプライドです。
ありがとう…さようなら
________杉崎良人』