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オモチャのチャコちゃん
第11章 千夜子の開眼物語
―――…
「はぁ…張り切りすぎて、おじさんは腰が痛いよ」
「ふふふ…私もです」
ソファから転げ落ちそうなくらい激しくまぐわった俺達は、憑き物が落ちたみたいにスッキリした顔で笑いあった。
「そういえば、携帯のアドレスまで変えていただいて…本当に何もかも、ありがとうございます」
(良かった、気づいてないな)
『泥棒として』奪ったはずの携帯を、うっかり『俺』から返してしまったのだが、それについては疑問を抱いていないようだ。