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オモチャのチャコちゃん
第15章 幸福の父子【禁断編】
額にヒンヤリと気持ちいい冷たさを感じて目が覚める。

「…あれ…千夜子さん…?」

「うちの前に倒れてたから連れてきちゃったの。お家への連絡は事情を訊いてからにしようと思って、まだしてないんだけど…」

「あ〜…ごめんなさい、ありがとう」

あたしは千夜子さんに訳を話し、家には報せずに今夜は泊めて欲しいと図々しく頼んでみる。


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