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オモチャのチャコちゃん
第18章 エピローグ
「いらっしゃい、周一郎さん」
出迎えた千夜子は、周一郎が目のやり場に困るほど胸元が大きく開いたドレスを身にまとっている。
「万里子は客間にいるの、最後に『おさらい』しておきたいんですって…ふふふ…あの子ったら私より早熟で、中学の頃から周一郎のお嫁さんになるって張り切っていたのよ?」
「そ、そうなんですか?」
おさらいって何の?と首を捻りながらも、万里子の自分への真剣な気持ちを知らされて顔を真っ赤にして照れる。
「花嫁修業の成果、じっくり味わってね」
千夜子が開けたドアの向こうにいた婚約者の衣装に、周一郎はまず目を奪われた。
出迎えた千夜子は、周一郎が目のやり場に困るほど胸元が大きく開いたドレスを身にまとっている。
「万里子は客間にいるの、最後に『おさらい』しておきたいんですって…ふふふ…あの子ったら私より早熟で、中学の頃から周一郎のお嫁さんになるって張り切っていたのよ?」
「そ、そうなんですか?」
おさらいって何の?と首を捻りながらも、万里子の自分への真剣な気持ちを知らされて顔を真っ赤にして照れる。
「花嫁修業の成果、じっくり味わってね」
千夜子が開けたドアの向こうにいた婚約者の衣装に、周一郎はまず目を奪われた。