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トラワレテ…
第7章 氾濫
『隙だらけだな……。クスっ
ユリ…酔うとこうなるんだ……。
そんな顔…俺以外に見せんなよ………///』
「……へっ?……。うふふ………♡ 」
うまく理解できないまま、
突然のキスが嬉しくて、ヘラヘラしてしまう。
「そう言えばさ…
ユリ前にもうすぐ誕生日って言ってたけど…
いつなの?」
「あれ?覚えててくれたんだぁ〜!
んとね〜○日だよぉ〜♬」
「えっ?
○日って………次の木曜日じゃん…!
はやく言えよ……。」
「ぇへへへへ〜♬
ごみんなしゃ〜いっ。うふふ…。」
わざわざ自分から誕生日をアピールするのも…。
と思い、言うタイミングを失ってはいたが、
その内に、自分の誕生日の事など
すっかり忘れてしまっていたユリ。
「なんか欲しいものある…?」
「え〜?いらないよぉ〜♬…うふふ」
「そーゆー訳にはいかないだろ…。」
「んん〜?
ぢゃ……んとね〜
ギュ!してぇ〜♡ ぎゅ〜って…。」
クスリと笑うと、優しく微笑む彼の胸に
抱き寄せられる。
膝の上に横抱きにされ、
逞しい腕に包み込まれる…。
「………こう?」
頭の上から降る、甘い声…。
広い背中に腕を回し、ギュッと抱きつく。
「うん…………。
ホントに何もいらない…よ?…。
ずっと…ずっと…こうしてて……?」
呟く様に答えるユリ。
抱き締められる腕に力がこもる。
『ここはずっとユリだけの場所だよ…。』
馨の優しい匂いが鼻をくすぐる。
頬を寄せ、胸いっぱいに吸い込むと、
甘く拡がる幸福感に
トロリとほどけてゆく…。
「ありがとう………。
すごく嬉しいプレゼントだよぉ…。」
(貴方がいれば、
もうなにもいらない…。)
ねぇ…聴こえる?
刻み続ける鼓動すら、
貴方への愛を叫んでる…。
「………抱いて…?
……たくさん……あいして……?」
ユリ…酔うとこうなるんだ……。
そんな顔…俺以外に見せんなよ………///』
「……へっ?……。うふふ………♡ 」
うまく理解できないまま、
突然のキスが嬉しくて、ヘラヘラしてしまう。
「そう言えばさ…
ユリ前にもうすぐ誕生日って言ってたけど…
いつなの?」
「あれ?覚えててくれたんだぁ〜!
んとね〜○日だよぉ〜♬」
「えっ?
○日って………次の木曜日じゃん…!
はやく言えよ……。」
「ぇへへへへ〜♬
ごみんなしゃ〜いっ。うふふ…。」
わざわざ自分から誕生日をアピールするのも…。
と思い、言うタイミングを失ってはいたが、
その内に、自分の誕生日の事など
すっかり忘れてしまっていたユリ。
「なんか欲しいものある…?」
「え〜?いらないよぉ〜♬…うふふ」
「そーゆー訳にはいかないだろ…。」
「んん〜?
ぢゃ……んとね〜
ギュ!してぇ〜♡ ぎゅ〜って…。」
クスリと笑うと、優しく微笑む彼の胸に
抱き寄せられる。
膝の上に横抱きにされ、
逞しい腕に包み込まれる…。
「………こう?」
頭の上から降る、甘い声…。
広い背中に腕を回し、ギュッと抱きつく。
「うん…………。
ホントに何もいらない…よ?…。
ずっと…ずっと…こうしてて……?」
呟く様に答えるユリ。
抱き締められる腕に力がこもる。
『ここはずっとユリだけの場所だよ…。』
馨の優しい匂いが鼻をくすぐる。
頬を寄せ、胸いっぱいに吸い込むと、
甘く拡がる幸福感に
トロリとほどけてゆく…。
「ありがとう………。
すごく嬉しいプレゼントだよぉ…。」
(貴方がいれば、
もうなにもいらない…。)
ねぇ…聴こえる?
刻み続ける鼓動すら、
貴方への愛を叫んでる…。
「………抱いて…?
……たくさん……あいして……?」