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笑うことしか出来ない私へ
第3章 優しいフリ

一睡も出来ずに朝を迎えた。
ねむい…
こうたは隣で寝ている。
私はそろりとベッドから出ると
朝食の支度を始めた。
食べるかは分からないけど
軽くでも食べられる物を作ると
ソファーでくつろぐ。
テレビを点けてニュースを見る。
毎日物騒だ。
暗いニュースばかりで気が滅入る。
秋は気分も沈みやすい。
それに加えて昨日のこと…。
今日は仕事に行かないと。
まったく予想外で気分が乗らない。
少しでも気持ちを切り替えようと
冷水で顔を洗った。
う、寒い…。

