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笑うことしか出来ない私へ
第3章 優しいフリ

私が隣に入るとこうたは片手で私を抱き締めた。

わざとらしくじゃない、自然に。

それでもビクッと肩を震わせた私を
「なんもしねぇよ。」と
少しだけ不思議そうに見た。



こうたのぬくもりが心地よくて
起きて冷めていた体が暖まる。

その後、少しだけ眠れた。
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