この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
笑うことしか出来ない私へ
第5章 ぬくもり
待ちに待った土曜日が来た。
今日はこうたと約束の日。
でも、連絡先も知らない。
本当に来てくれるかも分からない。
不安だった。
こうたに裏切られたらと思うと
怖かった。
土曜日の為に仕事も皆勤した。
午後17時を過ぎた。
私は一応、外出用に化粧をした。
この間は素顔のままだったから
自分で違和感を感じていた。
18時を過ぎると
なんだかうとうとして来て
寝てはダメだと自分に言い聞かせる。
いつも一人で気儘だった私は
欲望や誘惑には弱い。
だから多分これ以上だと確実に寝てしまう。