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笑うことしか出来ない私へ
第5章 ぬくもり
「いいの…?」

「この間、いちこの家に行ったから。」

「行く…。」



こうたの家の前に着くと、
そこは高級マンションで

家とは格が違う。

セキュリティもしっかりしてる。

エレベーターに乗ると
15階のボタンを押した。

高層マンション。

エレベーターすらガラス張りで
外が見渡せる。

私はずっと外を眺めていた。

エレベーターが止まり、
ドアが開くとこうたは私の手を引いて下りた。

マンションというよりは…
ホテルみたい。

こうたは部屋の鍵を開けて
私を先に中に入れた。

「お、お邪魔します。」
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