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笑うことしか出来ない私へ
第5章 ぬくもり
ドアは閉まっているけど
他にもいくつか部屋があった。
リビングルームには
ベッドもソファーも揃っていて
それでも十分広い部屋。
寝室と分けてないんだ…
テーブルの上には灰皿があった。
吸い殻が少し溜まっていて
「好きなところに座って
お茶でいいよね。ビールもあるけど…」
冷蔵庫からお茶を取り出しながらこうたが言う。
「うん。
こうた、タバコ吸うんだね。」
「あぁ…たまにね。」
以外だった。
こうたからタバコの匂いなんかしなかったから。
私はソファーの下に膝を折って座った。
こうたはお茶をテーブルに出すと
灰皿を片付けた。
そしてソファーの上に座り、
テレビを点ける。
「なんか見る?」