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笑うことしか出来ない私へ
第5章 ぬくもり
ただ黙ってお茶を口にしていた私に
こうたが気を使ってくれた。
「うん。」
「俺、風呂に入ってくる。
………先に入る?」
「あ、私…下着も服もない…」
「………。取りに行くか。」
「え…」
「ほら行くぞ。」
そう言うと車の鍵を手に取り
私を急かした。
なんだか申し訳ない。
「ごめん…」
「別に。」
車に乗り込むと私は謝った。
こうたは気にしていない素振りをして
車を走らせた。
家の前まで来ると
私は急いで部屋に向かう。
下着とパジャマだけ持って
急いで部屋を出る。