この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
笑うことしか出来ない私へ
第5章 ぬくもり
そんなこうたの姿に見入ってしまった。
男の人に色っぽいっていうのは違うのかもしれないけど
ただかっこいいとかイケメンって言葉では足りないから。
ついつい目が行ってしまう。
その視線に気付いたのか
こうたはドライヤーを止めてこちらを見た。
「何?」
「ううん、なんでもない。」
「…あそ。DVD観ようか。」
髪を乾かし終えたからドライヤーを止めたのか。
ドライヤーのコードをまとめながら
DVDプレーヤーにDVDを挿入した。
なんだかこうたのひとつひとつの仕草がかっこ良くて…
私は黙ってテレビを見ることしか出来なかった。