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百舌鳥 2
第1章 迷える子羊
(いえいえ(笑))

(なんで、別れたんですか?)

なんでって

(なんだろうな、俺の寂しさや孤独感を埋めてくれないから、それが原因で彼女が嫌気がさしたんだろうな、多分)

(もうやり直せないんですか?)


(やり直せないなー、無理って言われたし(笑))


(そうなんですか…それは辛いですね…)

カウンターのスタッフに水をたのみポケットから薬を取り出す俺

それを見ていたエレベーターガールが

(風邪薬ですか?大丈夫ですか?)

(大丈夫よ、ただの精神安定剤だから)

驚いたエレベーターガールが

(大丈夫じゃないじゃないですか!そんなに苦しめられたんですか?)

動機とストレスで意識が遠退きそうになるおれは

深呼吸しながら

(まぁ、付き合ってるときに色々揉めてたから体をかるく壊しただけだよ、大丈夫だから)


(そうなんですか…なんか心配です)


同情なんていらないよ

この辛さわからないだろが!

まぁいい俺の問題だ… ゴクン…

薬を飲んで自律神経をとりもどす

(本当に大丈夫ですか?)
(大丈夫…)

ヤバイ!薬を飲むのが遅すぎたか?

冷や汗とふらつきが出てきやがったぜ!

気をつかわれるのをきらい店を出ようとするが


ガシャン!ガタン!

俺はよろけてしまい倒れてしまった


(ほ、本当に大丈夫だから…)

するとエレベーターガールが俺に寄り添ってきて

(さぁ!私の肩を掴んでください!家まで送りますから!)

くそ!!

昨日不様な事があって

今日も不様な格好かよ

情けない…


渋々エレベーターガールの肩を掴んで起き上がった
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