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片想いの行方 2
第15章 2人の絆
「……………っ」
「ははっ、そんなに驚く?
化け物見たような顔しないでよ」
ネクタイを緩めながら、蓮くんは楽しそうに笑う。
………お……驚くなんてレベルじゃないよ……
体全体に稲妻のような衝撃が走って
すぐ右隣りに座った彼を見たまま、1ミリも動けない。
「ごめん。
フラれたのにこうして逢いにくるのは、ルール違反だよな」
「…………!」
「ルールって何だよって話だけど。
………こう見えても
話し掛ける前に、結構緊張したんだぜ?」
………蓮くん………!
本当に蓮くんだ………!
色気のある声と、優しい笑顔。
去年の年末、空港で別れた時から一度もその姿を見ていなかった。
胸がいっぱいで、締めつけられるように苦しくて
今この瞬間が、現実では無いような気がしてしまう。
「ははっ、そんなに驚く?
化け物見たような顔しないでよ」
ネクタイを緩めながら、蓮くんは楽しそうに笑う。
………お……驚くなんてレベルじゃないよ……
体全体に稲妻のような衝撃が走って
すぐ右隣りに座った彼を見たまま、1ミリも動けない。
「ごめん。
フラれたのにこうして逢いにくるのは、ルール違反だよな」
「…………!」
「ルールって何だよって話だけど。
………こう見えても
話し掛ける前に、結構緊張したんだぜ?」
………蓮くん………!
本当に蓮くんだ………!
色気のある声と、優しい笑顔。
去年の年末、空港で別れた時から一度もその姿を見ていなかった。
胸がいっぱいで、締めつけられるように苦しくて
今この瞬間が、現実では無いような気がしてしまう。