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片想いの行方 2
第15章 2人の絆
「……ヒメが、蓮くんをここに呼んだの……?」


声が震えちゃう。

……もう、きっと逢えないと思っていたから

ドキドキして、何を話していいかも分からなくなってしまうほど、頭が真っ白になる。


「いや、ヒメに言われて来たわけじゃないよ。
今のあいつは、そこまで気を回せる状態じゃないから」

「……それなら……」

「今までどこにいたのかって居場所だけ聞いたら、ここだって。
BARのボーカルをやってるのは、ヒメの姉貴からの情報で前から知ってたんだ」


目の前で……蓮くんが優しく微笑んでくれるから

少しずつ、落ち着きが戻ってきた。


「………きっと
美和は今1人でいるんじゃないかと思って」

「…………!」

「ここまでしつこいと、軽く引くよな?
……なぜかヒメと一緒で
俺のカン、結構あたるんだ」


色気たっぷりのセクシーな声で

蓮くんはいたずらっこのような、少年のような顔をして笑った。


……なんだか、4ヶ月前に逢った時よりも

神掛けてかっこよくなってる気がする……

後ろで輝く夜景なんて霞んでしまうくらい、隣りに座る蓮くんは美しかった。

………10年前、彼が私の恋人だったなんて信じられないよ………
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