この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方 2
第16章 交代
「………っ 美和さん、あたし……」
「ヒカル」
ガタッと勢いよく立ち上がり、すぐ後ろまで来た美和さんに駆け寄る……
その手前で
あたしの左腕を、蓮がぐっと掴んだ。
「お前は、こっち」
「…………!!」
………へ!?
突然引き留められた状況に、再び体が硬直。
驚いて蓮を見上げると、鋭い瞳が飛び込んできた。
「だから、暴走するなって」
「…………っ」
「ちょっと落ち着きなさい」
~~~~っ///
いつも穏やかで、男とか女とか関係なく対等に話す蓮。
そんな彼が、色気爆発な笑顔と共に、さらっと命令口調で言い放ったもんだから
心臓がブチ抜かれて、思わず腰が砕けそうになってしまう。
完全に捕らわれて動けないあたしを見て、美和さんはペコッと頭を下げると
そのままゆっくりとヒメの方へ歩き出した。
「……ヒメ……」
美和さんがヒメを呼んで
その右手をきゅっと握る。
立ち上がったヒメが、何も言わずに美和さんを見つめ返して……
あたしはその表情に目を奪われた。
………こんなに切なくて
優しいヒメの顔は、今まで見たことが無い。
「ヒカル」
ガタッと勢いよく立ち上がり、すぐ後ろまで来た美和さんに駆け寄る……
その手前で
あたしの左腕を、蓮がぐっと掴んだ。
「お前は、こっち」
「…………!!」
………へ!?
突然引き留められた状況に、再び体が硬直。
驚いて蓮を見上げると、鋭い瞳が飛び込んできた。
「だから、暴走するなって」
「…………っ」
「ちょっと落ち着きなさい」
~~~~っ///
いつも穏やかで、男とか女とか関係なく対等に話す蓮。
そんな彼が、色気爆発な笑顔と共に、さらっと命令口調で言い放ったもんだから
心臓がブチ抜かれて、思わず腰が砕けそうになってしまう。
完全に捕らわれて動けないあたしを見て、美和さんはペコッと頭を下げると
そのままゆっくりとヒメの方へ歩き出した。
「……ヒメ……」
美和さんがヒメを呼んで
その右手をきゅっと握る。
立ち上がったヒメが、何も言わずに美和さんを見つめ返して……
あたしはその表情に目を奪われた。
………こんなに切なくて
優しいヒメの顔は、今まで見たことが無い。