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片想いの行方 2
第19章 入会
「優香、あんた浅いわぁ。
この子、笑うと蓮くんに激似なのよ」
「そうなの?
あなた、ちょっと微笑んでみて?」
優香と呼ばれた女性と、麗子さんが同時にあたしに顔を近付ける。
ちょ……っ///
いきなり笑えと言われても困るって!!
つーか、あたし別に蓮と似てたりなんか……
「おい、三十路ババア共。
無駄話してんじゃねーよ」
2人の後ろから、機嫌の悪い低い声。
アルバイトと社員の女の子がキャーキャー言うその先で
………麗子さんの弟が、大きく溜息をついた。
「………ヒメ!?」
な、なんであんたまでここに……!!
衝撃の連続で、あたしはもう軽くパニックだ。
ヒメの言葉に、さっきまでニコニコしていた麗子さんから笑顔が消える。
「次にその呼び方したら張っ倒すわよ。
まだ来たばかりでしょーが」
「時間外営業の許可取ってねーんだよ。
路面店とはいえ、事前申請が必要なんだ」
「はぁ?だったら先にやっときなさいよボケ。
なんの為に本社にいるのよあんたは」
「そこまで権力無い。
俺、入社してまだ半年経ってねぇっつの」
この子、笑うと蓮くんに激似なのよ」
「そうなの?
あなた、ちょっと微笑んでみて?」
優香と呼ばれた女性と、麗子さんが同時にあたしに顔を近付ける。
ちょ……っ///
いきなり笑えと言われても困るって!!
つーか、あたし別に蓮と似てたりなんか……
「おい、三十路ババア共。
無駄話してんじゃねーよ」
2人の後ろから、機嫌の悪い低い声。
アルバイトと社員の女の子がキャーキャー言うその先で
………麗子さんの弟が、大きく溜息をついた。
「………ヒメ!?」
な、なんであんたまでここに……!!
衝撃の連続で、あたしはもう軽くパニックだ。
ヒメの言葉に、さっきまでニコニコしていた麗子さんから笑顔が消える。
「次にその呼び方したら張っ倒すわよ。
まだ来たばかりでしょーが」
「時間外営業の許可取ってねーんだよ。
路面店とはいえ、事前申請が必要なんだ」
「はぁ?だったら先にやっときなさいよボケ。
なんの為に本社にいるのよあんたは」
「そこまで権力無い。
俺、入社してまだ半年経ってねぇっつの」