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片想いの行方 2
第19章 入会
「ヒカル。
悪いこと言わねーからマジで止めておけ」
ヒメはガシっとあたしの肩を掴むと
柄にもなく必死な形相で訴えてくる。
「こいつらと酒を交わしたら最後だ。
二度と人間界には戻れない」
「……ぷぷっ、何それ」
「笑いごとじゃねぇ!
お前まで魔王の手下にされたら、俺の弱みが一気に……!」
「ヒ・カ・ル♪」
試着室のカーテンをシャッと開けて
赤いランジェリー姿の麗子さんがあたしを見つめた。
「あの可愛い美和ちゃんが、妖艶な女に化けるのよ。
彼氏も知らない色気爆発の彼女、見てみたくない?」
「「…………!!」」
「男には味わえない、極上の晩餐会。
今だけ特別、新規会員募集中よ」
麗子さんが指をくねくねさせて、色っぽく手招きをする。
………まいったな。
どれだけ楽しい世界が、そこにあるのか知りたくて
体も心もウズウズしてきちゃう。
フリーズしたヒメの横で
あたしもニッコリ微笑んだ。
「………入会します♡」
悪いこと言わねーからマジで止めておけ」
ヒメはガシっとあたしの肩を掴むと
柄にもなく必死な形相で訴えてくる。
「こいつらと酒を交わしたら最後だ。
二度と人間界には戻れない」
「……ぷぷっ、何それ」
「笑いごとじゃねぇ!
お前まで魔王の手下にされたら、俺の弱みが一気に……!」
「ヒ・カ・ル♪」
試着室のカーテンをシャッと開けて
赤いランジェリー姿の麗子さんがあたしを見つめた。
「あの可愛い美和ちゃんが、妖艶な女に化けるのよ。
彼氏も知らない色気爆発の彼女、見てみたくない?」
「「…………!!」」
「男には味わえない、極上の晩餐会。
今だけ特別、新規会員募集中よ」
麗子さんが指をくねくねさせて、色っぽく手招きをする。
………まいったな。
どれだけ楽しい世界が、そこにあるのか知りたくて
体も心もウズウズしてきちゃう。
フリーズしたヒメの横で
あたしもニッコリ微笑んだ。
「………入会します♡」