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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
.。.:* side 瑠璃 *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*
「………ねぇ、蓮」
「…………」
「聞こえてる?」
「………あぁ」
「ここ、蓮の部屋よ?」
「………知ってる」
4月の最終日。
時刻は夜11時を回ったところ。
海外と日本の往復が続き、年度末は何かと立て込んでいたから
同じく多忙だった蓮とこうして逢えるのは……バレンタイン以来の2ヶ月半ぶり。
明日の土曜は偶然私も休みで、久しぶりに蓮と一緒に週末を過ごせる。
合鍵で先に蓮のマンションに入って、彼が帰ってくるのをウキウキと待っていたんだけど……
「……足、崩していいのよ……?」
「…………」
珍しく日付が変わる前に帰ってきた蓮は
お風呂から上がったばかりの私の目の前で、いきなり正座をした。
ギョッとして、私も慌てて蓮の前に座って
何故急にそんな似合わないことをするのか、理由を聞いてみたんだけど………
「………ねぇ、蓮」
「…………」
「聞こえてる?」
「………あぁ」
「ここ、蓮の部屋よ?」
「………知ってる」
4月の最終日。
時刻は夜11時を回ったところ。
海外と日本の往復が続き、年度末は何かと立て込んでいたから
同じく多忙だった蓮とこうして逢えるのは……バレンタイン以来の2ヶ月半ぶり。
明日の土曜は偶然私も休みで、久しぶりに蓮と一緒に週末を過ごせる。
合鍵で先に蓮のマンションに入って、彼が帰ってくるのをウキウキと待っていたんだけど……
「……足、崩していいのよ……?」
「…………」
珍しく日付が変わる前に帰ってきた蓮は
お風呂から上がったばかりの私の目の前で、いきなり正座をした。
ギョッとして、私も慌てて蓮の前に座って
何故急にそんな似合わないことをするのか、理由を聞いてみたんだけど………