この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
「……ねぇ、蓮。
正直に言ってくれたことは嬉しいけど……」


ネクタイも緩めずに、蓮はピシッと背筋を伸ばしているから

その1歩手前で、私も同じく正座をして向かい合う。


「………今の話
私には内緒にしておいた方が良かったんじゃないかしら……?」

「……………」


蓮は無言のまま、何とも言えない表情で私から目を逸らした。

ちょっとソワソワして、ビクビクして……まるで悪い事をして叱られる前の少年みたいで


「……俺もそう思ったんだけど」

「けど?」

「…………」


再び沈黙。

……その姿が可愛くて、母性本能がくすぐられて

怒るなんて感情は全く出てこないし、反対に胸がキュンとしてしまう。


「……その日、彼女は無事終電に乗れたの?」

「……多分。
駅まで送ってくって言ったんだけど、一目散に去っていった」

「蓮は会社に戻ったのね?」

「……その予定だったんだけど。
集中できなくて、結局帰りました」


そ、そうですか……

その敬語も、無意識なんだろうなぁ……///
/249ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ