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片想いの行方 2
第20章 フライングプロポー…ズ?
「……ねぇ、蓮。
正直に言ってくれたことは嬉しいけど……」
ネクタイも緩めずに、蓮はピシッと背筋を伸ばしているから
その1歩手前で、私も同じく正座をして向かい合う。
「………今の話
私には内緒にしておいた方が良かったんじゃないかしら……?」
「……………」
蓮は無言のまま、何とも言えない表情で私から目を逸らした。
ちょっとソワソワして、ビクビクして……まるで悪い事をして叱られる前の少年みたいで
「……俺もそう思ったんだけど」
「けど?」
「…………」
再び沈黙。
……その姿が可愛くて、母性本能がくすぐられて
怒るなんて感情は全く出てこないし、反対に胸がキュンとしてしまう。
「……その日、彼女は無事終電に乗れたの?」
「……多分。
駅まで送ってくって言ったんだけど、一目散に去っていった」
「蓮は会社に戻ったのね?」
「……その予定だったんだけど。
集中できなくて、結局帰りました」
そ、そうですか……
その敬語も、無意識なんだろうなぁ……///
正直に言ってくれたことは嬉しいけど……」
ネクタイも緩めずに、蓮はピシッと背筋を伸ばしているから
その1歩手前で、私も同じく正座をして向かい合う。
「………今の話
私には内緒にしておいた方が良かったんじゃないかしら……?」
「……………」
蓮は無言のまま、何とも言えない表情で私から目を逸らした。
ちょっとソワソワして、ビクビクして……まるで悪い事をして叱られる前の少年みたいで
「……俺もそう思ったんだけど」
「けど?」
「…………」
再び沈黙。
……その姿が可愛くて、母性本能がくすぐられて
怒るなんて感情は全く出てこないし、反対に胸がキュンとしてしまう。
「……その日、彼女は無事終電に乗れたの?」
「……多分。
駅まで送ってくって言ったんだけど、一目散に去っていった」
「蓮は会社に戻ったのね?」
「……その予定だったんだけど。
集中できなくて、結局帰りました」
そ、そうですか……
その敬語も、無意識なんだろうなぁ……///