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片想いの行方 2
第21章 逢いたい
耳を澄ますと、蓮の足音と共に、コンビニらしきチャイム音が聞こえてきた。
………なにやってんのこいつ。
足りないとか言ってるけど、そういや初っ端からヤケにテンション高いし
もう既に相当酒がまわってんじゃねーか?
「アル中じゃねーんだからさっさと帰って寝ろよ。
だいたい彼女来てんなら……」
『ヒメ』
「あ?」
『逢いたいんだけど』
…………・・・
は?
「何だって?」
『逢いたい』
「………誰に」
『お前に』
持っていた酒の瓶が、ゴトッと床に落ちた。
寒気が全身に広がって、防御反応が起きる。
「……お休みなさい、素敵な夜を」
『ヒメ!切るんじゃねぇ!!』
その必死さでさらに恐怖が増す。
怖えーよ!
なに、こいつ!
本気でアル中なのかもしれねぇ!
「蓮、目を覚ませ。いや、即刻寝ろ」
『早く来い!酒はある!』
「声落とせよ。近所迷惑だし俺も迷惑……」
『お前の願いは偽りだったのかよ!』
「は?」
『誰もが皆、幸せになって欲しいって言っただろ!!』
「…………!!」
………なにやってんのこいつ。
足りないとか言ってるけど、そういや初っ端からヤケにテンション高いし
もう既に相当酒がまわってんじゃねーか?
「アル中じゃねーんだからさっさと帰って寝ろよ。
だいたい彼女来てんなら……」
『ヒメ』
「あ?」
『逢いたいんだけど』
…………・・・
は?
「何だって?」
『逢いたい』
「………誰に」
『お前に』
持っていた酒の瓶が、ゴトッと床に落ちた。
寒気が全身に広がって、防御反応が起きる。
「……お休みなさい、素敵な夜を」
『ヒメ!切るんじゃねぇ!!』
その必死さでさらに恐怖が増す。
怖えーよ!
なに、こいつ!
本気でアル中なのかもしれねぇ!
「蓮、目を覚ませ。いや、即刻寝ろ」
『早く来い!酒はある!』
「声落とせよ。近所迷惑だし俺も迷惑……」
『お前の願いは偽りだったのかよ!』
「は?」
『誰もが皆、幸せになって欲しいって言っただろ!!』
「…………!!」