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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
「天使のふりして、悪魔だったか」

「……えっ?……ん……!」


美和の顔を引き寄せて、唇を重ねる。

手加減ができないくらい、その体を強く抱きしめた。


「……んんっ……っふ……」

「どれだけ俺が信仰しようと、最初から意味がないわけだ」


俺の言葉の意味を、考える隙も与えない程

舌を深く絡ませて、美和を感じる。

……敵わなねーな……

1番聞きたかったことを、こんなにサラリと言われたら

抑えるなんて、出来るはずがない。


「……っあ……ヒメ………」


美和の胸に手を這わせて、キスを続けながら床に倒す。

溜まりまくって爆発しそうな欲望が暴れないように

ほんの少しだけ残る理性を引きだして、ゆっくりとその体に触れると


「ま、待って……だめ……」


美和が下から俺を押し上げた。


「……ヒメ。
きょ、今日はダメな日なの……」
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