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片想いの行方 2
第4章 ☆甘い夜
「………………」
俺の前髪が、美和のおでこに触れる距離で
耳を疑う言葉を、一度頭の中でリピートしてから、その目をじっと見つめる。
「………は?」
「ご、ごめんなさい……
今日、2日目………///」
「……………」
………いやいや。
さっきまでの流れを経てからの、今の状況。
いくら天然とはいえ、充分承知の上ですよね?
「ついさっき、俺と同じだって言ったよな?」
「………うん」
「SEXするの好きなんだろ?」
「……!///」
「いっぱいしてって、その口がお願いしたじゃん」
俺の目を、下からじっと見つめて
美和は気まずそうに呟いた。
「………舞い上がってて
……1週間後にって言うの、忘れたの」
……………
今
俺の心境を、素直に例えるなら
美和にかぶさる俺の頭の上に、でっかい隕石が落下して
まやかしという名の絶望の真っ只中へ、降下中。