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片想いの行方 2
第5章 ★完璧な男
去年の年末、ニューヨークの夜。
蓮といっぱい話をして
私の強い希望もあって、もう一度恋人同士になることができた。
離れてた1週間で、蓮の事が本当に好きなんだって気付いたから
離れたくなくて、私からもう一度告白したの。
蓮は私に微笑んで、これからお互いの時間を重ねていこうって、言ってくれた。
だけど………
「そりゃ~そうでしょうね。
あれだけの “ 完璧男 ” が彼氏なら、誰でも不安に思うわよ」
「…………!」
同期は化粧ポーチをハンドバッグにしまいながら、うっとりとした表情で続けた。
「若干27歳にして、総合商社の本社勤務。
仕事は激務だけどその分稼ぎはハンパないし。
そして、息を呑むほどのイイ男!」
「……………」
「水泳で鍛えられた筋肉を隠しつつ、あのモデル体型でしょ。
イケメンなんて言葉じゃ足りない、美しい顔もそう」
「ちょっと、言いすぎ……」
私が口を挟むと、同期は私をじっと見つめる。
「まだあるわよ!
低くてセクシーな声、上品な振る舞い。
それでいて人望も厚くて優しいだなんて………
完璧以外の表現が出来ないわよ」
蓮といっぱい話をして
私の強い希望もあって、もう一度恋人同士になることができた。
離れてた1週間で、蓮の事が本当に好きなんだって気付いたから
離れたくなくて、私からもう一度告白したの。
蓮は私に微笑んで、これからお互いの時間を重ねていこうって、言ってくれた。
だけど………
「そりゃ~そうでしょうね。
あれだけの “ 完璧男 ” が彼氏なら、誰でも不安に思うわよ」
「…………!」
同期は化粧ポーチをハンドバッグにしまいながら、うっとりとした表情で続けた。
「若干27歳にして、総合商社の本社勤務。
仕事は激務だけどその分稼ぎはハンパないし。
そして、息を呑むほどのイイ男!」
「……………」
「水泳で鍛えられた筋肉を隠しつつ、あのモデル体型でしょ。
イケメンなんて言葉じゃ足りない、美しい顔もそう」
「ちょっと、言いすぎ……」
私が口を挟むと、同期は私をじっと見つめる。
「まだあるわよ!
低くてセクシーな声、上品な振る舞い。
それでいて人望も厚くて優しいだなんて………
完璧以外の表現が出来ないわよ」