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片想いの行方 2
第7章 ★教祖崩壊
「……瑠璃の言う通り
前の彼女のことは本気で愛してたよ」
「…………!」
再び心臓がドクッと鳴る。
一瞬切ない表情をしたけど
蓮はすぐに真剣な顔になって、私を見つめた。
「それでも俺は
相手が真剣に伝えてくれた想いには、誠意をもって応えたいと決めてる」
窓の外の光が、蓮を照らす。
その輝きが眩しくて、目が眩んでしまいそう。
「信じてくれないかもしれないけど
瑠璃、俺は今本当にお前が好きだよ」
「……っ 蓮………」
「勝手に別れたいって告げた俺に、パワーを注入してくれたり
フラれてガキみたいに泣いた俺に、笑顔で花丸くれたり」
「……………っ」
「そんなしつこくて、優しい女
………お前しかいねーよ」
蓮はそう言うと
私が放心している間に
ふわっと私の体を抱きしめた。