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片想いの行方 2
第2章 ☆立場逆転
と、その時
RRRRR……
デスクの上に置いた携帯が鳴る。
「……!」
美和だ。
なんてナイスなタイミング。
『ヒメ、今から屋上来れる?』
たった一言だけで拍子抜けしたけど、俺はコートを持って席を立った。
「ちょっとコーヒー買ってきます。
リーダーも飲みます?」
「あぁ、頼む」
* * *
エレベーターでビルの最上階まで上がり、扉を開くと
照明に照らされたウッドデッキの上で、美和が立っていた。
「ごめんね、急に呼び出して」
美和の口から、白い息が浮かぶ。
茶色に染めた肩までの髪が揺れて、パッツンに揃った前髪の下から、大きな瞳が俺を見つめた。
口角を上げて、微笑んでいる。
「……………」
確かに
この笑顔、たまんねーわ。
RRRRR……
デスクの上に置いた携帯が鳴る。
「……!」
美和だ。
なんてナイスなタイミング。
『ヒメ、今から屋上来れる?』
たった一言だけで拍子抜けしたけど、俺はコートを持って席を立った。
「ちょっとコーヒー買ってきます。
リーダーも飲みます?」
「あぁ、頼む」
* * *
エレベーターでビルの最上階まで上がり、扉を開くと
照明に照らされたウッドデッキの上で、美和が立っていた。
「ごめんね、急に呼び出して」
美和の口から、白い息が浮かぶ。
茶色に染めた肩までの髪が揺れて、パッツンに揃った前髪の下から、大きな瞳が俺を見つめた。
口角を上げて、微笑んでいる。
「……………」
確かに
この笑顔、たまんねーわ。