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片想いの行方 2
第9章 ★泥酔
溜息をついて、美和の目に溜まった涙を拭う。


「………泣くなよ」

「泣いてないもん」

「頼むから。
俺もう爆発しそうなんだ」

「なにが?」


……またこの流れか。

なんかもう、俺の跡をこの体に残す為にも

めちゃくちゃにしてやりてぇ。

俺は美和に軽くキスをして、再びその腰を抱えた。


「話は明日ちゃんと聞くから。
とにかく今は俺の好きにさせろ」

「だめ。したくないもん」

「……女の拒否ってのはな、逆効果なんだよ」

「それって、無理矢理するってこと?
ヒメ、最低~」


……き、傷つく……!!

“ したくない ” “ 最低 ” って……

1度も言われたことねーよ……

俺はげんなりして、美和の体を起こした。

ベッドの上に向き合って座る。


「……どうしたら機嫌直してくれんの?」


低姿勢で聞いた俺の目をじっと見つめた後、美和はぷいっと横を向いた。


「知らないっ。 教祖に聞いたら?」

「…………!!」

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