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例えば、こんな...
第12章 女子高生と先生と #2
モヤモヤする気持ちも痛む心も、どうする事も出来なくて。集中出来ない今日は家に帰ろうと荷物をまとめ……
今、私が立ってるのは理科教員室の扉の前。

…………

でも、どうするの?

閉ざされた扉を前に動けない私。

さっきの女の子、まだいるのかな……

すごく気になる。でもノックするほどの勇気はない。
大体ノックして何て言うの?
今日は授業がなかったから、化学の教科書は持ってない。斎藤先生に相談する事もなければ、相談出来るような関係でもない。
あの時は私の具合が悪かったから気に掛けてもらえただけで、そもそもクラス担任でも何でもない斎藤先生と私には授業以外の接点がない。

……私にはここに来る理由が、ない。

目の前の閉じた扉に斎藤先生との関わりも閉ざされているようで、気持ちが重く沈んでいく。
モヤモヤと渦巻く不快な何か。チクチク痛んでいた胸はズキンズキンとその苦しさを増して。

ここに来ても私は何も出来ない。
考えるまでもなく分かってる事なのに、どうして来てしまったんだろう……

じっと扉を見上げてため息を吐いた。

……帰ろう
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