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あんなこと……イケメンとじゃなきゃヤれないっ!!!
第2章  同高の読者モデルのヒロ先輩
「ご、ごめんっ!

深すぎた、かな?」


ヒロ先輩の焦った声がして、



「っっ…だい、じょうぶ…です」



なぜ大丈夫じゃないのに

大丈夫、なんて言ってるのか

自分でわからない。





ほんとは

大声で





「ぎゃーーーーーーーーーーーっ!!!!!

たすけてぇーーーーーーーーーっ!!!!!

おかあさーーーーーーーーーーーんっっっっ!!!!!」





って叫びたいくらいの勢いなのに。


イケメンの前で

こんなときでも

かっこつけてしまう自分が嫌になる。





ヒロ先輩の額から汗が流れ、

私の胸を伝った。


(すっごい汗かいてる…

汗かいてるヒロ先輩も

かっこいい……)






ほんの一瞬だけ現実を忘れて

ヒロ先輩に見惚れてた私に



「入ったから…

これから、動かすよ」


現実を突きつけられた。


(いっっっ

動、かすの…!?)




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