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暁闇
第7章  記憶の中の雨


「あ」


バーから出ると、外は雨が降っていた。


「また降ってきたんだ。お昼はやんでたのにね」


あおいさんがそう言って、バックの中を探る。
取り出した、折り畳み傘。


「一応持ってきてよかった」


広げて、はい、と俺の方にも傘を差し出す。


「あ、俺、持ちます」


傘の柄を、掴む。


「ありがとう、翔悟くん」


相合い傘をして、駅までの道を歩く。
彼女の方に傘を傾けながら。
右肩に感じているはずの冷たさ。
けれどそんなのはまったく気にならなくて、ただ、あおいさんが濡れないようにしたかった。


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