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暁闇
第9章 その予感は
「ごちそうさまでした! 本当においしかったです!」
「ほんと? よかったー」
食事が終わり、片づけようとするあおいさんに結ちゃんが声を掛けた。
「私、手伝います」
「結ちゃんは丈とお部屋でゆっくりして?」
「そうだよ、俺が手伝うから大丈夫」
俺はそう声を掛け、丈に目で合図する。
悟った彼は、結ちゃんに
「オレの部屋、こっち」
そう声を掛け、腕を引いた。
結ちゃんはなおも躊躇っていたが、やがてぺこりとお辞儀をし、丈と一緒に部屋の中へと入っていった。