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第11章 　始める決意

坂本と話したあの日。
俺はあのカフェを出ると、あおいさんに連絡をした。

無性に彼女に会いたくて。


けれどその日は、急な仕事で終わるのも遅くなりそうだと言われ。
なら、と提案した俺の確実な休みの日。
それも、すでにその日は予定があると言われ――――。


また連絡します、と電話を切った後。

タイミングが合わないときはとことん合わないものなんだな、と。
そんなふうに感じたことを覚えている。