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暁闇
第12章 告白
数日後、丈から届いたのは
【翔悟さん、お願い!
クリスマスイブ、姉ちゃんとデートしてきて!】
「……は?」
そんな突然の文面。
訳が分からず、ちゃんと説明しろと俺はすぐに返事を送る。
【じゃあ、姉ちゃんが風呂入ったら電話するからー】
そんな答えが返ってきて。
……30分後。着信が。
「はい」
『翔悟さん? オレでーす!』
「ん。どうした」
『えっと、姉ちゃんが風呂からあがる前に話終わらせたいから、手短にいきます!』
「ん」
『実はオレ、結と――――』
ごにょごにょ、と。
何を言っているのか聞き取れなくて。
「は?」
『……ああもう! だからー!』
わかんないかな! とでも言いたげなその口調。