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暁闇
第12章  告白


……まったく。
あおいさんとは正反対だな。


そんなふうに思いながらも、その彼の性格も愛すべきそれだ。

俺は口元に笑みを浮かべながら、そのままスマホを操作する。


【24日、予定がなければ一緒に食事でもどうですか――――】


あおいさんに送ったその文。
何も予定が入っていませんように、と。
返事が来るまで、それだけをただ祈っていた。


そして、少しして――――。


【はい。楽しみです。
その日、丈は部活の子たちを家に呼んで騒ぎたかったらしいの。
だから誘ってもらえて嬉しいです。
お邪魔虫にならずにすみそうです】


返ってきたその言葉を目にする。
その最後の文がなんだか可愛らしくて。
そして、あいつ結ちゃんだけ呼ぶって言わなかったんだな、と思わず苦笑いをしてしまった。



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