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第15章 　私

３月末の離任式。
私は学校を休んだ。

今日子ちゃんから、宮田先生も来なかったと聞いた。


そして、始業式。
私は学校に行った。

『宮田先生がいなくなったの、あおいちゃんのせいだよ』

そう、言われた。

『よく学校来られるよね』

そんなことも、言われた。

先生に憧れてた子たちは、そうやって私を非難し。
一部の男子からは、やっばり性的な対象に見られた。

他の子たちは、遠巻きにそれを見ていて。

違うクラスになった今日子ちゃんは、私を気に掛けてくれたけど、私はもう、４月末には学校に行けなくなっていた。