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暁闇
第18章  繋いだ手


静かに離して。
自分の唇に、指で触れる。


……柔らかかった。


きゅん、と。
心の中が、好きで溢れて。


「好き――――……」


小さく囁いて、繋がれた手に視線を向ける。
大きなその手。
包まれている、私の手。


思わず、口元が綻んだ。



「……あおいさん」



不意にかけられた声に、はっと我に返る。

翔悟くんの目が少し開かれていて。
私へとその視線を向けている。


「……俺に、いま……何かした?」

「……え」


その質問の意味――――。
かあっ、と。顔が熱くなって。


「……お、起きてたの……?」


俯いて、聞く。


「ん――……。
……っていうより、されて起きた……?」


くいっ、と。
繋がれていた手を引っ張られ。


「きゃ」


そのまま翔悟くんの上へと倒れ込む。


「もう一回、ちゃんと」


至近距離で見つめられ。
そんなことを言われて。


「…………っ」

「あおいさんから、して」


そう言って目を閉じた翔悟くん――――。


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