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暁闇
第24章 初めて口にした
「すげー色っぽい」
俺の言葉に、やだ……そう呟く彼女。
身を捩るようにした拍子に、はだけたバスローブの隙間から見えた、胸の紅。
どくん……と、心臓が騒ぎ出す。
肩から手を滑らせるようにして、さらに大きく胸元を開いた。
くびれた腰のところまで。
「やっ」
現れる、ふたつの膨らみ。
まだ触れてもいない乳首が、もう尖っているように見えた。
「見て……裸にネックレスってエロくない?」
俺の言葉に、視線だけ正面に戻す彼女。
鏡の中の彼女と、絡む視線。
少女のように頬を染める一方。
誘うようにも見えるその目つき。
アンバランスな表情が、俺の欲望を刺激する。
「ね……恥ずかしいんだけど……っ」
俯く彼女の顎を背後から捉え、また前を向かせて。
「鏡って……なんかやらしい」
たまらず息を吐く彼女の目は閉じられていて。
「ちゃんと見て?」
俺はそう、促した。