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暁闇
第24章  初めて口にした


翔悟くんに促され、再び鏡の中の自分を見る。


「あおいの身体ってマジできれい」


背後からの彼の指先が、つつ――――……と。
腕から、肩にかけてを辿る。
そこから、あらわになっている背中。


「……んん、っ」


びくん、と反応するそこに、翔悟くんは何度も指先を往復させる。


「背中触られんの好き?」

「んっ……ん……」


たまらず、洗面台に両手をつく。
ぞくぞくする。

彼の手は、そこだけにとどまらず。
脇腹のあたりにも這わせられた。

なぞられる、ウエストのライン。


「……細い腰」


ぼそっと呟く彼の声が、やけに大きく耳に届く。


「……は……」


溜め息のような声を漏らすと。
自分の手の動きを目で追っていた翔悟くんが、鏡越しに私を見つめた。


そのまま、手が、胸元へと伸びてきて。
ネックレスのトップを、人差し指で揺らす。


「似合ってる」


そう言いながら、私を見て。
指先で、揺らし続ける。


その動きは、いやらしかった。
まるで、セックスのときの。
私の胸の尖りを揺するように弄る指先の動きと重なるような。


……わざと、なんだろうか――――。


そう思ったとき、鏡の中の私が頬をさらに赤く染めた。



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