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暁闇
第24章 初めて口にした
「……く……!」
痙攣する彼女のなかで、果てる。
そこがひくつくたび、俺自身も同じようにひくついて、何度も精を放つ。
「あ――――……」
大きく吐いた息。
身体を起こし、彼女の足を下ろさせた。
力なく、片側に重なって倒れるその綺麗な足。
目を閉じたまま、彼女は動かなくて。
そこからそれを抜いたときも。
ほんの少し呻いただけ。
「……あおい」
彼女に覆い被さり、赤く色づく頬に手をあてて撫でる。
汗で張り付いた、髪を避ける。
目から滲む涙を指先で掬い取った。
「大丈夫?」
何度か声をかけると、やっと彼女は戻ってきて。
ほっとした俺は、その唇に口づけて。
そして覆い被さるようにして抱き締める。