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暁闇
第27章 *おまけ*葉月と琴音*
……そして離された唇。
葉月くんがゆっくりと身体を起こす気配をとろけた頭で追うと――――。
「っああん……!」
再び始まった激しい突き上げ。
もう何が何だか分からなくなっていく。
突かれて、擦られて。
なかがぐちゃぐちゃにかき回される。
「ひっ――――……」
身体を支えられない。
ベッドに突っ伏す上半身。
もう、声も出せない。
喉がひくつく。
苦しい。
いく。
いっちゃう。
「琴音っ、ああ……琴音……っ!」
葉月くんが何度も私の名前を口にする。
葉月くんに好きだと言われたこの名前。
ただ呼ばれるだけでたまらないのに。
そんなふうに切なそうに口にされたら、私は、もう――――……。
「出すよっ……」
荒い息で呟かれ。
こくこくと、ただ頷いた。
私ももう、限界だった。
激しい突き上げが突然止み。
腰を強く引き寄せられる。
ぐっ、と。深くはいり込んだそれに膣奥を押されて。
「――――っ!」
いく……っ……!
痛いほど背中が仰け反った。
きゅううっ、と。
身体に入った力が、葉月くんを咥えこんでるそこをも強く締め付ける。
どくん……と。
大きく波打った彼のもの。
「あ……」
熱いものが、なかに放たれた。
それは、びくんと動くたびに、数回続いて。
その刺激を、目を閉じて。
お尻だけを高くあげたあられもない姿で受け止める私。
彼のがひくつく度。
私のそこも勝手にひくつく。
……気持ちよすぎて、頭の中が完全にとろけていた。