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BAR・エロス
第13章 疑い・・
「ねぇあずぅ・・痩せた?」


女にとってこのうえないうれしい言葉を口にした修は、
私の体を上から下まで
手のひらをすべらせながら隅々まで
確認しているようだった。


「いやぁ~ん、うれしい!
 ホントに痩せたように見えるの?
 あずさ、カンゲキ!」


古い言い回しで喜びを表現している私とは対照的に
修はなにかを疑っているような目で
私を見ていた。


「体が締まるってさ・・
 もしかして他にも見せてる相手がいるのかなぁ、
 なんて・・」


・・え?・・そんなことまで・・?

バカ正直者は体も正直に語ってしまうのか。


「もしも・・もしもよ?
 他の男としてたら・・
 やっぱり嫌だ?」


私らしくない事を口にした。
そうはわかっているけれど、
一度くらい聞かせてほしい。

聞いたらどうにかするの?
嫌だって言ったらやめるの?
そんな気無いくせに、だったら聞いたって意味ないじゃない。
でも聞きたい。
彼が私をどう思っているのかを・・


「嫌だなんていえないの、わかってる。
 オレだけの梓さんにはできないの、わかってる。
 ただ、オレのこと必要とし続けてくれればいいんだ。
 だって、オレは梓さんが
 必要だからさ」


か細い声が聞こえなくなったと思ったら今度は、
顔を隠すようにして乳房に吸い付いた。

今、修はどんな表情で
愛撫しているのだろう。

前回の夜が、修のことも少し変えた。

互いの存在の大きさは間違いなく膨らんだ。


「私も・・修が必要なの・・
 他の男に抱かれたって、
 修の大事さは変わらない・・」


修がギュッと強く乳房を揉んだ。
まるでわかってる、との合図のように。


これ以上、気持ちを言葉で表さなくてもいいだろう。
それよりも自然と動く体が
正直に答えているのだから、もうそれで十分。


沈黙の中に沈みわたる2人の息遣い。

黙って修は入ってきた。

私も黙って受け入れる。

揺れ動く心と同じ速度で、
修の体も
私の上で
動き続けた・・・



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