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BAR・エロス
第19章 修の中・・


「梓さんがそうしたいんならそれでいいんじゃない?
 オレは梓さんと関係を続けられれば
 それでいいんだから文句なんか言わない。
 だって、オレだって
 カミさんがいる身で
 よそのババアを好きになっちゃったんだから」


「ちょっと!ババアとは失礼な!」


拳を振り上げながら、その気遣いに感謝した。

これ以上沈んだ空気に取り巻かれないように、
ふざけてムードを変えてくれたのだろう。

ほんとに・・今夜の修は優秀だ。


「さぁそろそろ戦場をベッドの上に変えよう。
 続きはそこで・・」


修は立ち上がってから私の手を引いた。

ベッドに入るとキスよりも先に
耳元でささやく。


「何も考えなくったって自然と動いていくよ・・
 セックスの最中みたいにさ・・」


彼の言うとおりにしようと思った。
まずは心を空っぽにして、
そこから始めようと思った。

そうすれば自然と
体も心もついていく。

その通りになった。

修の唇に自分の唇をはり合わせる。
体は欲望のままに
動き出した・・
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