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BAR・エロス
第24章 エロスの中に・・

BAR・エロスでの修業は順調に進んだ。


コールセンターでの仕事を終えた後、
コンビニ弁当を提げてエロスへ向かう。

紫苑が開店準備をしている間に弁当を食べ、
食べ終わるとすぐに着替えて紫苑を手伝う。


今は紫苑と同じ、
白いシャツに
十数年ぶりの
黒いタイトスカート。
バブルの時代を思い出さずにはいられないそのシルエットに、
最初は笑ってしまった。


「結構イケてるじゃない。
 ドレス姿を見るのも楽しみだよ」


初めて私の制服姿を見た時の
紫苑の感想だ。

彼の言うように、
自分でも楽しみだ。
ママのような
ロングドレスに身を包む自分の姿を見るのが。


「さあ、シャツの間は
 見習い、だからね。
 ビシビシしごくよ」


よろしくお願いしまぁす、と間の抜けた声をあげる。
紫苑は真正面からにらみを利かせる。
ホントにしごくよ、と。




始めた頃は
動きのぎこちなさに
紫苑だけじゃなく客にも笑われた。


「キミ、そんなにカタくならないで。
 もっとリラックスしてさ」


紫苑のつくった酒を客の前に置く時、
緊張からか肩が持ち上がっていたらしい。

同年代と思われる男は、
酒を置いた私の手を握って笑った。


「何事も慣れ、だから。
 そのうち立派なバーテンになれるよ。
 がんばって」


この男だけじゃなく
他にも何人かに同じことを言われた。

みな好意的な声音だったのが心にしみた。

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