この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
BAR・エロス
第25章 別れ・・じゃなくて、区切り・・
あっという間に月日は流れた。
桜が咲くのと同じくして
私は3年間過ごしたコールセンターに
別れを告げた。
送別会では転職先のことをさんざん聞かれたが、
飲食店、の一点張りで通した。
こんないい歳して
バーの、
それもエロスのようなバーのママになるなんて、
照れくさくて言えなかった。
みんなと別れた後はもちろん、
修と朝まで過ごした。
でも特別な事は何もしなかった。
それは修の希望でもあった。
これでお別れなわけじゃないんだから、
オレたちは送別なんてしないんだからと
いつもと変わらぬ夜を過ごした。