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BAR・エロス
第1章 はじまり・・
「お待たせしました」
その声に視線を目の前のバーテンに戻す。
彼は私が奥に気づいたのがわかったようで、
「気になりますか?あの奥・・」
前のめりにカウンターに寄りかかり、
私の顔から、そして胸元へと視線を動かした。
「え?ええ・・入った時にはわからなかったけど
ここに座ったら見えたんで・・
あそこはカップルのお客さんとかが座るの?」
聞き返す声が湿っている・・
想像しただけで
体の芯のほうから熱いものが
とろりと湧き出てきそう・・
「・・うちの店、
どういう店だか知ってて来てくれたの?
誰かに話、聞いたとか・・」
「え?ええ、まぁ・・」
改めてそう聞かれると・・いや、
どう聞かれたって答えられない。
飲み屋の隣のテーブルで話しているのを・・
盗み聞きしたなんて・・・
その声に視線を目の前のバーテンに戻す。
彼は私が奥に気づいたのがわかったようで、
「気になりますか?あの奥・・」
前のめりにカウンターに寄りかかり、
私の顔から、そして胸元へと視線を動かした。
「え?ええ・・入った時にはわからなかったけど
ここに座ったら見えたんで・・
あそこはカップルのお客さんとかが座るの?」
聞き返す声が湿っている・・
想像しただけで
体の芯のほうから熱いものが
とろりと湧き出てきそう・・
「・・うちの店、
どういう店だか知ってて来てくれたの?
誰かに話、聞いたとか・・」
「え?ええ、まぁ・・」
改めてそう聞かれると・・いや、
どう聞かれたって答えられない。
飲み屋の隣のテーブルで話しているのを・・
盗み聞きしたなんて・・・