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BAR・エロス
第5章 探そう・・
探索3日目も空振りに終わり、
とうとう4日目に突入。
今日はまず外苑西通りから
ヒルズの方向むいて歩きだす。
大使館の多いこの辺り。
緑は多いし、高級住宅街は
私のことをバカにしているかのような
静寂の佇まい。
学校もあるし、こんな場所に
色っぽい店なんてあるわけないか・・
そう思いながら地図を広げて確認する。
しかし・・
思いのほか重労働だ。
なにせ、地下鉄の駅からかなりの距離歩いてからでないと、
地図の候補地までたどり着かない。
とにかくひたすら歩くしかない。
気の遠くなるような探索は、中年女の体力だけでなく
気力もまた平気で奪っていく。
自販機でミネラルウォーターを買って、
目の前のブロック造りの花壇の端に腰を下ろした。
あ~もう諦めようかなぁ・・
肩の凝りを気にして首をまわした時、あれ?と
視線がくぎ付けになった。
・・え~こんなとこに道、あったのか・・
自分が座っている位置から右のほうに、
細い路地がある。
地面を目でたどっていくと、
先のほうに平屋の煉瓦の建物が
揺れる木々の枝の間から見えている。
なんだかその葉の動きがまるで
手招きしているように見えた。
スッと立ち上がり、重い足を引きずるようにして
そちらへ歩いていく。1歩、2歩・・
近づいていくとそれが
普通の住宅でない事ははっきりとわかる。
どう見ても店だ。
とうとう4日目に突入。
今日はまず外苑西通りから
ヒルズの方向むいて歩きだす。
大使館の多いこの辺り。
緑は多いし、高級住宅街は
私のことをバカにしているかのような
静寂の佇まい。
学校もあるし、こんな場所に
色っぽい店なんてあるわけないか・・
そう思いながら地図を広げて確認する。
しかし・・
思いのほか重労働だ。
なにせ、地下鉄の駅からかなりの距離歩いてからでないと、
地図の候補地までたどり着かない。
とにかくひたすら歩くしかない。
気の遠くなるような探索は、中年女の体力だけでなく
気力もまた平気で奪っていく。
自販機でミネラルウォーターを買って、
目の前のブロック造りの花壇の端に腰を下ろした。
あ~もう諦めようかなぁ・・
肩の凝りを気にして首をまわした時、あれ?と
視線がくぎ付けになった。
・・え~こんなとこに道、あったのか・・
自分が座っている位置から右のほうに、
細い路地がある。
地面を目でたどっていくと、
先のほうに平屋の煉瓦の建物が
揺れる木々の枝の間から見えている。
なんだかその葉の動きがまるで
手招きしているように見えた。
スッと立ち上がり、重い足を引きずるようにして
そちらへ歩いていく。1歩、2歩・・
近づいていくとそれが
普通の住宅でない事ははっきりとわかる。
どう見ても店だ。